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コラム
COLUMN

GPS(ジーピーエス)とビーコンの違い

 2021.09.27
 2021.09.27

GPS(ジーピーエス)とビーコンの違い

対象物の位置がわかる情報システムには、GPS(ジーピーエス)とビーコンとがあります。
どちらもリアルタイムで位置情報を把握できますが、とても大きな違いがあることをご存じでしょうか。
まずGPSは、簡単にいうと宇宙空間にある人工衛星からの信号を受信して位置を割り出すものです。
対してビーコンは、電波を発信する無線装置から位置を把握するものです。
電波を受信するのは同じでも、一方は大気圏外から、もう一方は10m〜100mの範囲からとなれば、その違いは歴然でしょう。
ビーコンの場合、すっかりお馴染みとなった近距離無線通信規格Bluetoothと組み合わせて構築されることも多くなりました。
さらにこの他にも、RFIDや超音波、磁気などを利用したものがあります。

向き不向きがある

GPSとビーコンの違いは、カバーできる範囲にもあらわれています。
前述したとおりGPSは人工衛星を使ったサービスであるため、位置情報の提供範囲は「地球上」です。
例えば荷物を紛失して、それが日本のどこにあるかを知りたい、という場合に頼れる技術でしょう。
ビーコンは、ある程度特定された場所にあることがわかっている対象であれば、位置を把握したいときに有効です。
しかし、そもそもどこにあるのか、という状況では役に立ちません。
GPSは位置を把握する範囲が広いものの、誤差の範囲も広くなりがちなので、詳細に場所を確定したいときには不向きでしょう。
店内にある品物の在庫や位置を知りたいのであれば、GPSよりビーコンのほうが圧倒的に有利です。
地球規模で広範囲に位置を知りたい場合と、特定の数十メートル四方の範囲で精密な位置を知りたい場合で、使うべき技術や仕組みが変わるのは至極当然といえるでしょう。
したがって、ビーコンは工場や倉庫、大型商業施設、図書館といった場所で選択されやすい装置です。
GPSは、スマートフォンや携帯電話、カーナビなど大規模な範囲で選択されやすい装置といえます。
また、GPSは広範囲を移動するスポーツや競技などでも使われており、アスリートを守る手立てとしても活躍しています。

それぞれのデメリット

GPSは、アメリカが世界初で運用をはじめた測位衛星システムです。
現在は、ほかの国々も人工衛星を運用しており、日本ではGPSと互換し補填する「みちびき」という測位衛星を運用しています。
みちびきによって、現在は非常に精度の高い位置情報把握と追跡が可能となりました。
みちびき独自の技術を活用すれば、ほんの1m以下の誤差で対象物の位置を把握することができます。
とはいえ、前述したようにGPSを使って工場や店舗の商品管理をするのは得策ではありません。
いまだ屋内では誤差が生じやすいうえに、受信機の電池消費量が大きいため、多数の商品に取りつけるとコストパフォーマンスも悪くなってしまいます。
一方でビーコンのデメリットは情報を送りすぎてしまうことです。
例えば、店舗の商品情報をすべて受け取ると情報量が膨大になりすぎてしまい、結局わずらわしくなって機能をオフにしてしまうという事例があります。
電波強度を変えるなど工夫すれば運用できますが、検知の仕方や使い方は考える必要があるでしょう。
また、範囲が狭ければ精度100%になるかというと、そうではありません。
GPSとまではいかないにせよ、やはり周囲の影響は受けてしまいます。
対象の移動速度が速いとズレも生じますし、常に正しいと信じ切ってしまうのも問題でしょう。

見守りやアクティビティにはGPSを

GPSはスマートフォンにも搭載されているため、すでに身近な存在といえます。
社会でも広く活用されており、バスやタクシーなどの運行情報や宅配車輌の管理、農作物の監視などにも使われています。
またロガーは移動経路を記録できるため、サイクラーやアスリートから高い人気を得ているツールです。
精度やバッテリーを考え、スマートフォンなどではなく専用機を入手する人も増えました。
腕時計型が登場したこともあり、広範囲を移動するアクティビティを楽しむ人にはおすすめです。
また、子どもやご高齢の方の見守りに活用されるご家族や、営業マンの行動管理などに活用する企業なども増え、ますますGPS技術が身近になりつつあります。
一概には言えませんが、ビーコンは商業での利用が多く、GPSは商業利用もパーソナルな利用も多く多岐に渡っている、と言えそうです。
位置情報デバイスを生活やビジネスで便利に使いこなせる時代になったあらわれでしょう。

専用機器で高精度なGPSを

スマートフォンのGPS機能はあまり精度が高くありません。
見守りやアクティビティなどで活用するなら、やはり専用機を使うことをおすすめします。
様々な検索機能があり、追跡の履歴を残したり、あらかじめ定めたエリアを出入りしたときにお知らせしたりする機能などもあります。
便利なのはスマートフォンと連動して、管理者権限で管理画面からリアルタイムで確認できる仕組みです。
どこにいても確認が可能なため、見守りには最適でしょう。
そして前述したとおりバッテリーを大量消費するため、できれば容量の大きい機器を選ぶことが大切です。
ペットに取りつけたい場合は邪魔にならないよう、超小型タイプを首輪に取りつけるのもいいでしょう。
専用機器は精度が高く、サイズや機能もさまざまなので、用途に合った付加機能でより便利に使いましょう。
高精度GPSをお求めの際は、ぜひお気軽にサテナビまでご相談ください。